何処にいても,見上げれば,空色の大気があるように。
quote:人口1万2000人のハーフムーンベイの繁華街では,誰でもWi-Fiワイヤレス・ネットワークでインターネットに接続できる。料金は15分の接続で約3ドルから。住民はもちろん,外からこの町に来てネットを利用する人もこのサービスを大歓迎している。Wi-Fiは目新しいものではないが,店舗で行われている場合は店舗内のアクセスポイントの近くに座っていなければならない。
個人的な話になるけど,AirH"も持っているので接続しようと思えばどこでも接続はできるんだけど,やはり速度は遅いので無線LANを利用できるスポットが近くにあれば出向く。きょう上野駅内のコンコースを歩いていて,JR東日本の無線LAN実験が利用できるのを思い出した。私は携帯電話がJ-PHONEなので,1日使えるIDとパスワードが得られるとずいぶん前に発表になっていたのを思い出したのだ。実際に携帯のブラウザでアクセスするとなんの手続きもなく,WEPキーとIDとパスワードが得られて楽々アクセスできた。
一部のプロバイダの利用者は家庭で使っているのと同じIDで利用できるみたいだけど私のプロバイダは別だし,現地でIDを発行してもらうこともできるらしいけど面倒なので使ったことはなかった。携帯電話でページを2,3,繰るだけですむのは楽。使える場所が広がれば料金を払ってもよいと思う。が,が,が,それでもやっぱりわざわざ「そこ」に出向かなければ使えない,というのは変だと思う。もしひとつの街で,どこでもかしこでもすぐにアクセスできるような場所があれば,大きく私たちの意識は変わるだろう。まるで,空色の大気のように,手を伸ばせば届く,息を吸い込めば得られる。ネットワークは,そういう存在になる。当然,なる。今は,過渡期でしかない。
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